アミ 小さな宇宙人/エンリケ・バリオス
「この本に出逢えてよかった!!」
この本を読み終えて、まず私が思ったことです。
友達に薦められ、
読む前はただのファンタジーかな?と思っていたのですが、
読み進めるうちに、
「これはもしかしたら実話なんじゃないか!?」
と、思ってきました。
とゆうより、
「現実であってほしい!」
そう思わずにはいられなかったです。
宇宙人のアミがペドロ(地球人)を円盤(UFO)に
乗せて宇宙の色々な星を案内してくれるのですが、
文明が進んでいるその世界はまさにユートピアでした。
めんどうなことは全てロボットがやってくれて
人々は自由な時間を過ごしている。
お金はなく、所有することにこだわらない。
みんなでシェアして、必要なときに、必要なものを、必要な人が使う。
誰かのために奉仕することを幸せと思っている。
争いごともなく、誰かを憎むこともない。
悪さをしようとする人もいないから警察もいらない。
そんな世界のことをペドロは「信じられない」と言うのですが、
それに対して
「人々がお互いに殺しあってるほうがずっと信じられないよ」
とアミが言いました。
私はハッとしました。
いま地球のどこかしらで起きている、
人が人を殺したり、建物やその土地を破壊している行為の方が異常だ!、と。
何でそんなことにも気づけなかったんだろう。
なぜ、悪さをする人がいることを前提に考えて
安全や安心を求めているのだろう。
代償がなければ与えられないなんてエゴだってアミは言っていて、
私たちが当たり前だと思っていることを根底から覆されたようでした。
”愛”や”平和”なんて、言葉にするとすごく薄っぺらく感じてしまいますが、
アミの数々の言葉から、
なによりも大切なのは『愛』であり、これが宇宙の真理なのだと思いました。
私はこの本を、ただのファンタジー小説だとはとても思えなくて、
本当にアミは存在している。
もしくはこの小説に出てくるような理想郷はどこかに存在しているのではないか。
そう思わずにはいられません。
そしてこれから私たちが歩むべき世界が、
アミが教えてくれたような、
愛にあふれた世界であってほしいなと、強く思いました。
この本を薦めてくれた友達に感謝!!
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